1952年(昭和27年)、柳町政之助氏の設計・施工による水蓄熱槽を活用した空調設備が日活多摩川撮影所(現、調布撮影所)に日本で初めて導入され、2012年は、日本における水蓄熱誕生60周年にあたります。
日本の蓄熱には190万kWの電力ピークシフト効果があると言われ、現在のエネルギー状況を考えると、蓄熱による電力負荷標準化や電力ピークシフト等が非常に重要となります。今後、蓄熱システムの導入並びに既存蓄熱の高密度化が、更に必要となるでしょう。
本増刊号では、蓄熱技術の歴史、現状と今後、また各社の取り組みや技術、最近の事例について、解説・紹介いただいています。
蓄熱技術の歴史・現在・未来
建築設備と配管工事 2012年8月増刊号
定価 2,000円
B5判 本文100頁