このメールは日本工業出版 発刊の技術雑誌、単行本
及び関連講習会にご参加している方々に配信しております。
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日本工業出版(株)から技術セミナのお知らせ
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◆◆ 油圧システム設計のための入門講座 ◆◆
https://www.nikko-pb.co.jp/nk_sem/sem_221223.htm
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今回の入門講座の対象者は、油圧という言葉を初めて耳にする方はもとより
油圧システム・油圧機器をはじめ、その応用分野の設計技術、保守管理、営業技術に
携わる若手の方々です。本講座では油圧というものを理解する上で前提となる数学や
物理の基礎知識を振り返りながら、油圧の原理と構造を中心に、油圧機器のカタログや
仕様の見方から油圧システムの簡単な基本設計の考え方まで解説します。
なお本講座の受講にあたり、微分積分および力学の基礎知識が必要となります。
※ オンラインツールはWebex Meetingsを使用します。
使用されたことのない方は、事前接続確認を行います。
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■開催日時 :2022年12月23日 (金曜日) 10:00〜17:00
■場 所 :オンライン開催 Webex Meetings使用(お申込の方に参加手順をご案内いたします)
■参 加 費 :38,500円 税込(テキスト含む)
■定 員 :30名
■主 催 :日本工業出版(株) 月刊「油空圧技術」・月刊「建設機械」
■講 師 :西海 孝夫(元 防衛大学校 教授)
後日、請求書、受付票を発行させていただきます。
https://www.nikko-pb.co.jp/nk_sem/sem_221223.htm
■プログラム
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10:00〜11:00 油圧とは
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油圧とは、加圧した油を動力伝達の媒体として用いる技術であり、油圧システムとは、
油圧のエネルギーを生成・伝達・制御・変換するための油圧機器を主体として、
これらに組み込まれるセンサ、コンピュータ、ソフトウエアなども含む総称である。
ここでは、初めて油圧を学ぶ方を対象として、液圧の歴史、パスカルの原理、
油圧システムの仕組みと特徴など油圧の概要について解説する。
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11:00〜12:30 油圧ポンプ
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ポンプは、機械的なエネルギーを流体エネルギーに変換する機器である。
油圧で利用されている主なポンプは、固定壁面や可動部材などで覆われる密閉空間の
移動または容積変化を利用し、作動油を吸込み側から吐出し側に押し出す方式である。
ここでは、まず容積式ポンプの作動原理を簡易化して説明し、ギヤポンプ、ベーンポンプ、
ピストンポンプ、ねじポンプの構造とともに可変容量形ポンプの原理について解説する。
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12:30〜13:30 昼休憩
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13:30〜14:45 アクチュエータ
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油圧アクチュエータは、シリンダ、油圧モータ、揺動形アクチュエータの3種類に分類でき、
作動油の持つ流体エネルギーをそれぞれ直線往復運動、回転運動、揺動運動させて
機械的なエネルギーに変換する油圧機器である。シリンダの構造では、クッション機構、
座屈などの強度について述べ、油圧モータの構造では、ベーン、ギヤ、ピストンの
それぞれの種類について解説する。
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14:45〜16:00 制御弁
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制御弁とは、油圧ポンプにより作動油に与えられ動力を油圧アクチュエータへ
供給するに際して、流れの方向、圧力、流量を制御するバルブである。制御弁は、
方向制御弁、圧力制御弁、流量制御弁に分類でき、それぞれアクチュエータの動きを
制御する役割を担っている。 ここでは、ポペット弁とスプール弁の特徴を述べ、代表的な
圧力制御弁、方向制御弁、流量制御弁について説明を含めてサーボ弁について解説する。
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16:00〜17:00 そのほかの油圧機器と要素
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油圧システムには、油圧ポンプ、アクチュエータ、制御弁のほかに、様々な油圧機器や
要素が組み込まれている。ここでは、流体エネルギーを蓄えるアキュムレータ、作動油の
適切な温度管理や汚染管理をする熱交換器やフィルタ、必要な箇所の圧力を測定する
圧力計、作動油を貯める油タンク、それぞれの油圧機器に作動油を送る配管、
油圧ポンプを駆動する電動機について解説する。
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