2011年10月1日土曜日

プラスチックの自動車部品への展開


プラスチックは、軽量、成形性に優れる、高性能・高機能、部品として低コストといった特長を持つために、「地球温暖化防止」と「枯渇資源の保護・延命化」の観点からハイブリッド車や電気自動車といった次世代自動車の構成材料として期待されている。
本書では、第Ⅰ編・総論で次世代自動車の将来展望とプラスチックへの期待を概観する。ついで第Ⅱ編・部品編で、プラスチック製自動車部品を14の分野に分けて採用動向と近未来における展望をケーススタディを踏まえて具体的に考察する。なお、ボディ外板と構造部品、電気・電子部品には特に重点を置いて考察する。また、第Ⅲ篇・環境編において、有害化学物質、車室内VOC、植物由来プラスチック、リサイクルについて現状分析と将来展望をする。
本書は、自動車部品用プラスチックに携わる研究者・技術者、ビジネスパーソン諸氏が、技術開発やビジネスの方向性を得るために一読を期待する一冊である。

プラスチックの自動車部品への展開
岩野昌夫 著
A5判 496ページ
定価 3,780円